3次元計測

UAV写真計測、UAVレーザー計測、地上型レーザー計測は現場状況や利用目的により使い分け、3次元の地形データを作成するものです。
短時間で「広範囲・高密度・高精度」な3次元点群データの取得が可能です。
また、人が立ち入ることが困難な箇所も安全に作業が行えるため、災害などにも素早く対応することができます。

UAV写真計測・UAVレーザー計測

・空からの静止画、動画の撮影
・航空写真(オルソ画像)の作成
・写真計測、レーザー計測による3D解析データ取得

UAV写真計測

機種名:Phantom 4 Pro V2

UAV写真計測・UAVレーザー計測

スペック

重量 1375g
対角寸法 350mm
最大飛行時間 約30分
最大速度 50km/s
最大運用高度 6,000m
最大風圧抵抗 10m/s

カメラ

センサー 1インチCMOS
有効画素数 2,000万画素
レンズ 視野角84°
8.8mm/24mm(35mm判換算)
最大静止画サイズ 5472×3648
静止画 JPEG,DNG(RAW),JPEG+RAW

UAVレーザー計測

機種名:Matrice 600 Pro(UAV)、VLP-16(Velodyne)(レーザー)

UAVレーザー計測

スペック

重量 約10.0kg(UAV)
約3.8kg(レーザー)
寸法 約1.8×1.8×0.8m
精度 5cmRMS(対地高度50m)
取得点群数 約400点/㎡(高度:50m 2m/s)
最大飛行時間 約18分
レーザー精度 ±3cm
測定距離 0.5~100m(最大レンジ70m)
測定ポイント数 約300,000ポイント/秒
レーザークラス Class 1 Eye Safe

※別途地上に固定局を設置

地上型レーザー計測

地上からのレーザー照射により3次元解析データ取得

地上型レーザー計測

機種名:RIEGL VZ-400

地上型レーザー計測

スペック

重量 約9.6kg
寸法 約180×308mm
精度 5mm
測定距離 1.5m~600m(長距離モード)
350m(高速モード)
有効測定レート 42,000測定/秒(長距離モード)
122,000測定/秒(高速モード)
測定範囲 100°(+60°/-40°)(垂直スキャン)
360°(水平スキャン)
レーザークラス Class 1

※計測時にカメラで色情報を取得可能

3次元解析

・3次元地形点群データの作成
・等高線図、縦断図、横断図の作成
・差分解析
・工事出来高計測

UAV写真
UAV写真
3次元点群データ
3次元点群データ
3次元地形データ
3次元地形データ
3次元設計データ
3次元設計データ
3次元点群データ
3次元点群データ
等高線図の作成
等高線図の作成
縦横断図の作成
縦横断図の作成
標高別グラデーション表示差分法による変化量の算出
標高別グラデーション表示差分法による変化量の算出

3次元地形計測 機器選定表

UAV写真計測 UAVレーザー計測 地上型レーザー計測
面積 広い箇所 広い箇所 狭い箇所
樹木・草がある場所
計測精度 ◎(±10mm) 〇(±30mm) ◎(±5mm)
計測時間
解析時間
価格

※横にスクロールしてご覧ください。

※現場条件により最適なツールを提示いたします。

i-constructionへの取り組み

富士設計株式会社は、技術者の生産性を向上させ魅力ある建設現場を目指すため、国土交通省が推進する「i-construction」に積極的に取り組んでおります。
「i-construction」ではICTや3次元データの利活用を推進しており、測量・設計共に3次元データが主流となっています。
弊社では「UAV写真・レーザー計測」「地上型レーザー計測」「3次元モデルの作成」「CIMデータの作成」「差分解析」「災害対応」「出来形計測」などをサポートさせていただきます。
従来の作業に比べ安価で作業工数や作業日数が短縮できるため、作業効率が大幅に向上することが見込まれます。
ご相談やご依頼がございましたらお気軽にお問い合わせください。案件に見合うご提案をさせていただきます。

ICT活用のメリット

  • 工期の短縮
  • 起工測量日数の短縮や丁張りの待ち時間、手戻りなどがなくなるため効率の良い作業が可能になります。
  • 生産性の向上
  • 丁張りや検測など不要となることで、生産性の向上になります。
    また、気になる箇所の断面図も簡単に作成できます。
  • 人材不足の解消
  • 全工程で3次元データ等を活用し生産性を向上させることで、これまでより少ない人数作業工数で作業を行うことができるようになります。
  • 品質の向上
  • 重機オペレーターの熟練度に大きく依存しないため、施工速度出来形・品質が確保でき、作業ミスも低減できます。

ICT技術を活用した作業フロー

富士設計株式会社では、3次元計測・3次元設計(BIM/CIM)の業務を行っております。

  • 1
    3次元計測
    (起工測量)
  • 2
    3次元設計
    (BIM/CIM)
  • 3
    施工
  • 4
    3次元計測
    (出来形計測)
  • 5
    検査

UAVレーザー等による3次元計測

点群データ(オリジナル)
点群データ(鳥瞰視点)
断面表示(樹木下地表面データ状況)
オルソ画像
写真解析
縦断図・横断図

UAVで写真撮影・レーザー計測及び、地上型レーザーを用いることで、短時間で「広範囲・高密度・高精度」な3次元点群データの取得が可能です。
また、人が立ち入ることが困難な箇所も安全に作業が行えるため、災害などにも素早く対応することができます。

3次元計測データによる 3次元設計

UAV写真

3次元計測データを基に3次元モデルを作成し、現況地形と設計図面との差分から、施工土量(切・盛土量)を自動で算出することができます。

検査の省力化

3次元点群データ

UAV写真・レーザー、地上型レーザーによる3次元計測・設計データを活用した検査等により出来形書類が不要となり、検査項目が半減します。